同友会ニュース−活動報告

2016年7月 城西支部・社員共育委員会合同例会報告

「社長、給料上げて下さい!」 ~そこから始まる「社員共育」~

開催日:2016年7月22日(金)
報告者:島 隆寛 氏((株)シケン 代表取締役)


 「ロジスティクス」とは、軍隊における兵站を意味する、私が経営上もっとも重視している言葉です。
 例えば、売上急伸で供給が追い付かなくなり、ロジスティクスが崩壊することで倒産する企業もあります。逆に、一部子ども向け番組の玩具売上は数年前に比べて4倍に伸びていますが、それでも供給が破たんしないのは越年単位で緻密な戦略と準備を行っている結果です。私たちは、「採用」「共育」「指針書成文化と徹底」の三位一体経営を推進することで、ロジスティクスを作っていきます。
 私は、大学卒業後に銀行で3年間勤務した後、シケンに入社しました。社長に就任して14年目の40歳です。
 現在、当社には540名の社員が在籍していますが、7期からの7年間で社員数は55名から267名に大きく増加しました。社員数が増えたことで統制をとるのが難しくなり、様々な問題も発生しました。現在はその反省を踏まえ、「採用・共育・定着」をテーマに幹部会議で議論しながら、歯科技工科の組織化・企業化・共育ち精神を経営理念として邁進しています。

会社を良くする仕組みと今後の課題
 会社を良くするためには、経営指針書の作成と更新が重要です。独自の取り組みとしては、各種社員研修を行いながら、品質の維持・向上に取り組み、業務効率や職場の改善提案などを日々行っています。顧客や社員に対してもアンケートを取り、そこで出た意見は業務に反映しています。また、理念研修では耳が聞こえない社員のために手話通訳を入れ、全員で経営理念・指針を共有できるよう努めています。10年後のありたい姿を具体化して達成するために、現在「10年ビジョン」の策定に取り組んでいます。
 社員の給料を上げられるだけの利益を確保しつつ、外部環境の変化に対応するためには、会社としての成長が欠かせません。そのために、2年かけて職務職能等級制度を導入しました。職責に応じた職能を身に着けることで、自他ともに納得のできる等級を設定することができます。資格を習得したり一定の基準をクリアすれば等級が上がり、すでに高い等級の幹部社員も最新の技術を習得して対応することが必須になります。
 職務職能等級制度については賛否両論あると思いますが、作らないよりは作った方が、社員成長の実現性は必ず上がります。当社は一般社員だけではなく、幹部社員や社長も模範を示すために目標と課題をもって業務に当たっています。
 今後の課題は、職務職能等級制度を給料とどうリンクさせ、進化する世界の技術にどう対応していくかという点ですが、経営指針書の実践と更新を続けて、課題を解決したいと思います。

記:(有)三恭紙器 山本 陽一

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