同友会ニュース−活動報告

2016年8月 城西支部・経営労働委員会合同例会報告

社員が辞めるのは全部社長の責任です! ~パートさんに囲まれ、対話する社長が語ります~

開催日:2016年8月26日(金)
報告者:花菱 義典 氏((株)花菱商店 代表取締役)


 当社は県内卸を主体とする削り節の製造販売会社で、大正13年に祖父が創業。私は平成20年に徳島に帰ってきて、1年半後に4代目として事業継承しました。

社員の大量退職危機
 売り上げは、昭和60年をピークに毎年減少しました。先代は売上にはあまりこだわらず、売上規模に合わせてバランスとっていく経営をしており、私もその体制を尊重して引き継ぎましたが、4年前には危機的状況に陥りました。倒産への危機感から笑顔が少なくなり、私自身が社風を悪くしていたと思います。
 最低期を脱して少しずつ売上が戻る中で、今年5月に私の右腕だと思っていた工場長が「会社を辞めたい」と言ってきました。10人ほどの会社で、核となる人物が辞めることは大変な事態です。
 当初は「人柄が良くて優秀なパート社員に、長く勤めてもらいたい」という想いで工場長に登用しましたが、私の期待はどんどんエスカレートし、工場長に多くのことを要求して、一人何役もお願いするようになっていました。また、経営指針書も絵に描いた餅で、毎年計画通りにいかなかったり、立派なことを言っても言動が伴わず、社員からの信用がなくなってきていることを感じていました。そして、最終的には私が一方的に作成した自己評価シートを配布したことで、社員との間に大きな溝を作ってしまいました。今は工場長の退職を機に、多くのパート社員が連鎖的に退職する危機に直面しています。

企業変革支援プログラムSTEP2の見直し
 そんな状況が、企業変革支援プログラムSTEP2「社員との信頼関係の構築」を改めて見直すきっかけになりました。危機的状態を回避するために3名増員しましたが、計画的な採用と併せて、私自身を変えていくことが必要だと考えています。また、「労働環境の整備」としてうまくいっているジョブローテーションも、社員の立場に立った視点で行うことが必要だと思います。
 STEP2には、当社の改善すべき要素が漏れなく書かれており、STEP2を活用しないのは同友会会員として非常に勿体ないと思います。今後は、削り節を二次加工した商品展開に挑戦し、労働環境を改善して働きやすい環境をつくっていきます。また、地域の方に当社を知っていただくことを目的として、情報発信や工場見学の受け入れにも積極的に取り組むつもりです。
 この報告を通じて経営理念や経営指針書作成の大切さを痛感しており、再度一から作り直したいと思います。

記:(株)徳島ランドリー 寺田 敏行

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