同友会ニュース−活動報告

2016年8月 北支部例会報告

町工場から社員と共に育つ企業へ ~指針書の更新で会社と社員が成長する~

開催日:2016年8月30日(火)
報告者:吉岡 武男 氏 ((有)吉岡自動車 代表取締役)


 当社は、昭和40年に父が創業しました。私は愛知県の専門学校で自動車整備の国家試験を取得し、3年間カーディーラーで経験を積んで、平成2年に入社しました。
 会社に持ち込まれる多種多様な車種に対応するには、誰よりも早く出社し、誰よりも遅くまで仕事に打ち込んで技術を磨くしかないと自分自身に言い聞かせ、10年が経ちました。その間に結婚して子どもにも恵まれましたが、働いても給料に反映されない現状に父親と喧嘩になり、会社を辞める決心をしました。それを心配して呼び戻しに来てくれたのが古参の社員で、「一緒に仕事をしてほしい」という彼の言葉に動かされ、再び仕事に打ち込みました。

社長就任から経営指針実践塾の受講まで
 先の騒ぎのあった翌年、父が突然の引退。私は社長になったものの、経営のことは分からないまま日々の仕事にも追われ、この時は、まわりの人の協力のお陰で何とか乗り越えることができました。当時は社内のトラブルの時に感情的になったこともありましたが、全力で解決してきました。「経営の勉強がしたい」と思いながらも業務に追われ、暗中模索の10年が過ぎました。
 平成24年、同友会に誘ってくれたのが、㈱DAコーポレーションの木村さんでした。荒れていた中学時代の私に、将来の夢を示してくれた人です。即入会を決めて、すぐに経営指針実践塾を受講しました。

笑顔があふれる会社、更新で社員も成長
 経営指針実践塾では、「努力して共通の目標に向かって邁進し、全社で達成した時の一人ひとりの笑顔が見たい」という気持ちを込めた理念を成文化しました。この理念を、社員の前で発表をしたものの、全員に伝わったわけではありません。しかし、更新をするたびに理念は浸透し、トラブルがあってもぶれずに、納得のいく対応をできるようになりました。
 昨年の12月、年末に向かって大きな仕事を抱えていた時期に、以前から問題の多かった社員が突然「退職したい」と言い出しました。大変な時期だったので、社長としては引き止めなければいけないと思いましたが、他の役員や社員に相談すると「僕らがその分頑張るから引き止めなくてもいい」と言ってくれました。そこに社員の成長と頼もしさを感じ、全員に感謝しました。
 これからの目標は、指針塾のサポーターに関わりながら自分自身もさらに学び、新卒採用にも積極的に取り組み、9年後に後継者に会社を継承することです。

記:(有)岸本明商店 岸本政典

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