同友会ニュース−活動報告

2016年9月城西支部例会報告

当金庫の取引先は絶対に潰しません!~西武信用金庫の覚悟と実践~

開催日:2016年9月2日(金)
講師:高橋 一朗 氏 (西武信用金庫 常勤理事 業務推進企画部長 【東京同友会】)


金融機関再編の20年間
 地域で生まれた信用金庫は地域が良くなれば自分達も生き延びることができます。当金庫は、関東エリアの信用金庫の中で生き残りランキングがナンバー1です。
 現在、当金庫の預貸率は76.05%で、この数値を引き上げること、下げないことを20年前に決めました。信用金庫の誕生理由・存在理由から預貸率を引き上げることが本来の在り方だと思っています。
 20年前の貸出金利は、どの金融機関でも同じようなものだったので、営業マンの信頼度が重要でした。1990年後半ごろから顧客の要望が変わりはじめ、信頼度だけでは成り立たなくなってきました。その頃、当金庫では1日70軒訪問して本当に役立っているのか?と問うようになり、お客様から受けた課題・相談に対し、解決方法を提案する相談訪問活動に切り替えました。営業に行けるのは1日に5~6軒になりましたが、役立てる方法を考え実現することを20年間続けてきました。

新しいビジネスモデルの模索
 中小企業でも、マーケットの要望に沿った商品開発が課題になり、そうした技術やノウハウ、アイデアが必要です。しかし、金融機関の職員が技術などを目利きをするのは困難です。その業界の技術について深く知るのは誰か?誰なら応援してくれるか?といった専門家や商社と業務提携をしていくビジネスモデルを作って来ました。そうした中、大手企業や大学でも、人口減少により縮小していく日本で行き場を失っているのだと気付きました。大企業が持っている未使用特許を中小企業に移転して有効活用しています。大企業からは中小企業の実態がわからず先に進めないことがあるので、当信金が間に入って大企業と中小企業のマッチングを行っています。
 決算書からの診断に加えて、問題を見つけサポートしていくことが地方金融の役割だと考えています。そのため、お客様同士を引き合わせたり、専門家や中小企業診断士の知恵を借りることによって、お客様の決算書を改善していくことが必要です。金融機関として本来の役割を果たすことこそが唯一、生き残りに繋がるのだと思います。
 これからの人口減少社会やグローバル化の中では、簡単には日本経済の成長が見込めない時代です。地域で生まれ活動している以上、そこで集めたお金は、地域に融資して活性化に繋げたいと思います。
記:ニタコンサルタント(株)  安藝 浩資

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