同友会ニュース−活動報告

設立20周年記念行事 第1分科会報告

見えてきた経営指針実践の流れ ~変革への第一歩~活用しよう企業変革支援プログラム~

講師:(株)ヒューマンライフ 代表取締役 中山 英敬 氏【福岡同友会】


 サラリーマン時代に人材派遣業とテレマーケティング事業を経験し、その後自己資金ゼロで「日本一のコールセンター」を掲げて独立しました。創業当初は厳しかった金融機関の対応も、同友会で指針作成セミナーを受講して経営指針発表会を開催したことで、大きく変わりました。
 しかし、当時はやりたいことが多かったので、社員は私の気づかないところで長時間残業をこなし、疲弊していたことを知りました。すぐに伝票処理チームを立ち上げ、残業時間の短縮に努めました。
 経営指針書に基づいた経営をするようになって3年が経ったころ、ある社員から「社長、変わりましたね。今の社長は素敵です」と言われ、涙が出るほど感激しました。これで「日本一のコールセンター」は実現できると自信がつきました。

慢心と本業の崩壊
 しばらくは順調に推移しましたが、本業を離れて幹部社員と多角経営に挑戦していたところ、気付けば2か月でコールセンターの社員40名が退社。人数合わせのために派遣社員で対応していました。目的が応対スキルから人数合わせに変わってしまったのです。
 取引先に謝罪し、再出発のために全社員と面談すると、社員からは不平不満が噴出しました。創業以来初めて、コールセンターを1時間クローズして全社員に心から謝罪し、「再構築のために力を貸してほしい」とお願いしました。幹部社員から、「自分たちも間違っていた。もう一度やらせてほしい」と言ってくれたことが本当に嬉しかったです。

社員の自主的な取り組みの始まり
 翌日からすぐに新人研修のプログラムを再構築すると、ベテラン社員から「新人教育のために理念を深く知りたい」と、私に理念教育の依頼がありました。社員全員に負担はありましたが、2年で以前よりも強固な体制に戻ることができました。
 その頃、幹部社員から次年度の経営指針策定に参画したいという申し出があり、自分たちで学びながら方針発表もしてくれました。さらに、企業変革支援プログラムを会議で使用するようになり、現在は幹部社員全員が所持しています。
 ステップ1は会社の健康診断です。22の項目ごとに成熟度を診断します。課題を整理し優先順位をつけ、解決のための方策を検討します。その具体的なヒントを示す処方箋がステップ2です。ステップ2に本気で取り組めるかどうかがカギとなりますが、当社は社員からの提案や委員会活動を基に、優先順位を決め項目ごとに取り組みPDCAを回しています。企業変革支援プログラムを通して、現在は社員全員が常に自主性を発揮し、経営に参加しています。

記:(有)岸本明商店 岸本 憲資

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