同友会ニュース−調査報告

2016年10月南支部例会報告

同友会運動と企業づくり運動は不離一体 ~素直な同友会運動による企業再生への道~

講師:特別養護老人ホーム梅本の里 統括施設長 杉本 太一 氏【愛媛同友会】

 入社当初は私自身も職員も経験不足で、手探り状態での運営でした。そんな中、施設長と職員が対立してほとんどの社員が退職。問題が続出していた時に同友会に入会しました。
 しかし、当時の私は同友会に参加しても責任転嫁を繰り返し、職員に対する不満ばかりを口にしていました。いつものように例会のグループ討論で職員への不満を言っていた時、ある会員さんから「それらは全てあなたに原因がある」と経営姿勢について指摘され、「自分が変わらなければ何も始まらない」と気付くキッカケになりました。

人を生かす経営の実践
 まずは労使見解の精神を活かして、社員が働きやすく、仕事に誇りを持てる職場環境を作るところから始めました。以前の私は、自分は教育する側で、職員は教育を受ける側だと思っていました。しかし、「教育」から「共育」に考えが変わったことで、押しつけだった教育を学びたい研修に変えました。また、それと併せて評価に絶対評価を入れました。
 もう一つの取り組みが、障がい者雇用です。当初は本人と学校からの強い要望で実習を受け入れましたが、実習が終われば退職してもらおうと考えていました。しかし、トライアル雇用終了後の面接で、現場責任者2名から「彼女は私たちが育てるから雇ってほしい」と言われました。障がいがあっても真面目に頑張る彼女の姿と、それを見守る社員の想いが、私の間違った考えを正してくれました。
 人手不足の業界なので、欠員補充のための採用をしていましたが、新卒採用をすることで先輩社員が育つことを学び、現在は新卒定期採用を重視しています。試験や面接には現場のリーダーにも関わってもらい、入社後は全ての部署を経験した上で配属部署を考えるようにしました。離職率は以前の半分になり、少しずつ成果が見えています。
 2011年には念願だった託児所付デイサービスセンター小梅を開設。ここは駄菓子屋を併設しているので、地域の子どもたちが立ち寄ったついでに宿題をしていくなど、学童保育代わりになっています。
 また、幼稚園入園までの職員の子どもをデイサービス内で保育していることで、お年寄りは「この子の成長を見届けたい」と元気になり、子どもは情操教育の大事な時期に圧倒的な愛情を受けることで自己肯定感につながります。非常に効果的で豊かな空間が創造できていると、愛媛きらめき大賞を受賞しました。

記:宮本鉄工建設(株) 宮本 敏光

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