同友会ニュース−活動報告

2017年5月城東支部例会報告

「来ない、来ない」はもう来ない 〜良い経営環境の第一歩に人ありき〜

開催日:2017年5月2日(火)
講 師:児美川 孝一郎 氏 (法政大学 キャリアデザイン学部 教授)


学生をめぐる就職状況
 ここ数年、メディアでは売り手市場だと報道されています。高卒求人は、高校生と労働市場がうまく噛み合い、大人が最後まで介入することで、大変うまくいっています。大卒求人はその真逆で、ミスマッチが増大して厳しい状況です。
 今の若者は、日本社会の未曾有の構造改革の時代に生まれ、地方は疲弊して中間層が解体し、格差・リスク社会の中で育ってきました。良い時代を知らない世代なので、何に期待をすれば良いのかが分かりません。進路を考えることに楽しさを見いだせない高校生が8割いて、日本の社会は明るくないと思っている割合は5割です。そのため、将来の夢を持つのが難しく、社会参加の低さにも大きく関係しています。(リクルート進学総研高校生価値意識調査2015調べ)

若者たちの意識と価値観
 「受け身・依存・指示待ち」で、言われた以上のことはしようとしない若者が多いです。その理由は、親が失敗しないように先回りをし、高校までは先生が丁寧に教えてくれるお世話モードの育ち方にあります。また、働く意義も以前とは大きく変わってきています。
 若者の価値観を様々な角度から研究する中で考えられることとして、小さい時からネットを十分に使いこなせる環境にいるため、経験が不足しています。遠い将来ではなく、今を充実させることに重きを置いていて、承認志向が強いので褒めることで良い関係を築くことができます。反抗期はないことが多く、家族や地元の友だちと良い関係を続けたいという内輪志向です。また、自分が努力して変えようとするのではなく、嫌なことからは逃避して終わります。変身願望も強く、離職はリセットだと考えているようです。

中小企業と若者の向き合い方
 まず、我々と若者の意識は、大きく違うことを知っておいてください。
 以前は職場に教育力があり、企業が若者を職業人に育ててきました。今、日本が成熟に向かう過程では、大企業よりも中小企業の方が、若者が育つ仕組みを作りやすいと思います。そして若者を育てることは、地域を育てることにもつながります。この成熟社会の中で是非、「中小企業ならでは」のモデルを創造していただきたいと思います。

記:岡田企画(株) 岡田 后代

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