同友会ニュース−活動報告

2017年5月西支部例会報告

黄金(ゴールドエッグ)の卵の生みかた 〜材料提供業からおいしさ、繁盛提案業へ〜

開催日:2017年5月17日(水)
報告者:小林 真作 氏 ((株)小林ゴールドエッグ 代表取締役)


 当社は、14の農場から83種類の卵を作り分けて製品にしています。また、これまでは不透明だった卵の食感などをデータ化し、社内で試食を繰り返して開発した料理別の専用卵も提案している鶏卵卸売業です。

社長就任まで
 54年前に祖父が始めた養鶏を、父が卵の卸業として起業。その後、父が他界したことで、突然社長に就任することになりました。
 当時、業界全体の流れが大規模化と寡占化、低価格化という中で、自社の生き残りをかけて、「とにかく会社を潰してはいけない」という不安や焦りを常に感じていました。そこで、自分なりに勉強したことを社員に提案してみましたが、全く受け入れられませんでした。それは、父の意思を継ぐ後継者として否定されているようで、さらに焦って危機感を募らせていきました。

経営指針からの戦略と今後
 その危機感から、経営指針を創る会を受講して経営理念を成文化しました。最初は、とりあえず作った経営理念でしたが、ある時から「卵は健康寿命を延ばす優れた食材であり、当社の仕事はお客様に美味しさと健康を届けるとても重要な仕事」だと思うようになりました。そして、その時までは自社の弱みだと思っていた農家ごとの品質のバラつきも、捉え方によっては強みだと考えられるようになりました。そこから、調理の仕方によって持ち味を生かす「料理別専用卵」の開発に至り、これこそが経営理念の本当の意味合いであることにも気が付きました。
 同友会会員企業の素晴らしい取り組みは自社にも取り入れ、社員の良いところを褒めるようにしたことで、少しずつ共感を得てきました。会社を変えるために理念を作るのではなく、理念があったからこそ現在に至ったと、今は実感しています。
 全国に5200社ある中で生き残っていくために、今後は将来を見据えた投資が課題になると思います。祖父の代から築いてきた過去のつながりを生かし、また新しい絆にも縁を作っていく。自然豊かな徳島に会社があるメリットやデメリットを踏まえた上で、これからの戦略を見据えていきたいと思います。

記:近藤洋ラン 近藤 洋右

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