同友会ニュース−活動報告

2017年9月北支部例会報告

家業から社業へ、私が目指す第二創業 〜突然起きた事業承継から学んだ多くのこと〜

開催日:2017年9月8日(金)
報告者:黒田 裕二 氏 ((有)三星堂印刷所 代表取締役社長)

 当社は今年で、創業100年の会社です。創業時は、血縁関係のない3人が合資会社として立ち上げましたが、現在は血縁関係の強い同族会社です。

悩みぬいた3年間
 大学卒業後、県外の会社で働き、その後営業部長として自社に入社しました。当時は、日本経済の低迷やデジタル化といった技術革新が進んだ時代で、少しずつ印刷業界を取り巻く環境が悪くなっても、見て見ぬふりをしていました。
 4年前に鳴門市の競艇場が休業に入り、仕事量が激減する中で、設備の老朽化に伴って多額の設備投資の必要性も生じていました。さらにメインクライアントの倒産で、当時の売上高の25%が消失しました。緊急の役員会が開催され、金融機関から再建計画を立てると共に経営陣の交代を求められ、私が社長に就任することになりました。
 肩書きは代表取締役になりましたが、頭の中は営業部長のままでした。初年度は赤字となり、再建計画は達成できませんでした。頑張ろうと思っていた2年目に、私の意識が変わる出来事が起こります。3名の社員が、突然退職を申し出てきたのです。退職理由は、待遇面と他社からの引き抜き、そして一番ショックだった理由は「一年前から社長が言っていることが1つも実行されていない。社長に対する信頼がゼロになった」と言われたことです。
 このままではダメだと、給料のベースアップや単一業務からの脱却、役員の人事異動といった大きな決断を下しました。3期目には社員とのコミュニケーションを増やし、権限委譲を進めました。3期目で黒字となり、再建計画の目標を達成できましたが、「人に動いてもらうにはどうしたらいいのか?」を悩んだ3年間でした。3年間で私の意識が一番変化したことは、「社員はすごい」と思えるようになったことです。

これからの組織作り
 経営方針を「100年から100年へみんなでつくる第二創業へ」としました。私の中では裏テーマがあり、「家業から社業へ」です。会社を継続発展させることができれば、地域の発展にもつながると考えています。会社を継続発展させるために、ピラミッド型の組織ではなく逆三角形の組織づくりを行っていきます。社員が伸びていかないと、会社は伸びません。今後も、社員が最大限能力を発揮できる組織を作っていきたいと思います。

記:鳴門ガス(株) 中岸 真史

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