同友会ニュース−活動報告

第12回 経営フォーラム2017 第3分科会報告

人を生かす「就業指針」をつくろう!

開催日:2017年10月18日(水)
講 師:香川県ケアマネジメントセンター(株)代表取締役 林 哲也 氏【香川同友会】


解雇を経て創業まで
 大学卒業後に就職した会社は3年ほどで実質経営破綻し、その後吸収された会社では解雇される経験をしました。この経験から、「自分の理想とする会社を作っていきたい」という思いで創業しました。
 創業当時、業績は良かったものの社内では人間関係が原因で社員が退職するという事態が続きました。「会社を良くしたい」という想いで経営指針書を作成し、会社の将来が明確になったことが力となり、内容や業績も変化しました。特に一人ひとりの社員の10年先を考えていくことで、会社にとっても力強い10年ビジョンを描けるようになりました。

経営指針書を実践する上での5つの壁
 経営指針書の実践状況における課題については、働く従業員の気持ちに立った経営指針書になっているかどうかで、実践する上で5つ壁があると思います。
 一つ目は、指針書に綺麗ごとしか記載していない問題です。当たり障りのない内容ではなく、「これが解決しなければ会社の成長は絶対にない」という踏み込んだ内容まで示されていなければいけません。
 二つ目は、働く環境と労使の信頼関係の問題です。就業規則がある上で、会社のルールを明確にして社員が安心して働ける状態を作ることが重要です。
 三つ目は、経営姿勢の確立の問題です。個々の従業員の生活を本当に考えた労働環境を作っているかどうか、社員の善意に甘え労働環境の改善を怠ったり、社員に経営のつけを背負わせているような経営ではいけません。
 四つ目は、経営指針書成文化の過程の問題です。「自主・民主・連帯」の考え方で作成に取り組み、外部に託すのではなく自力で作っているかどうかが重要です。
 五つ目は、給与の考え方の問題です。給与をコストと考えるのではなく、従業員の給与を最大限確保することが経営で、「分配可能利益を確保するために全員で頑張ろう」という考え方を、是非指針書に取り入れていだきたい。
 労使関係において就業規則の作成はとても重要ですが、その時点の確定した雇用の権利義務関係を明示することが機能的役割です。そこに夢やビジョンを描く事は難しいので、経営指針と就業規則を一体化させ定期的に見直しをしていく「働く環境の指針」(仮称)を是非作成してほしいと思います。

記:(株)花菱商店 花菱 義典

▲ このページの先頭にもどる

トップページに戻る
同友会ニュースの目次へ
同友会とは?へ
活動内容へ
入会案内へ
所在地・連絡先へ
リンク集へ
行事予定へ
中小企業家同友会共同求人サイトJobwayへ
中小企業家同友会全国協議会のサイトへ
同友会会員企業検索のページへ
局員Fのカメラに夢中
RSS