同友会ニュース−活動報告

2018年3月城東・城西支部合同例会報告

崩壊寸前の会社がホワイト企業になるまで 〜障がい者保険を世に生み出した経営者の共生社会に向けた挑戦〜

開催日:2018年3月16日(金)
講 師:榎本 重秋 氏 (ぜんち共済(株) 代表取締役 【神奈川同友会】)

 大学卒業後は保険会社に就職し、そこで知的障がい者共済会の設立に関わりました。これが当社の前身で、知的障がいと精神障がいの中の発達障害を対象とした少額短期保険を取り扱っています。

創業までの資本金と採用の壁
 会社設立までは困難を極めました。金融庁・財務局の認可を受けるため、毎週1回のセッションを1年間続けました。また、保険業は登録が取れるまでは売上が立ちませんが、保険業経験者を雇用する義務があるため、まずは前職で同僚だった女性2名を採用し、その後5名の男性社員を採用しました。そのため、給与等を支払う資金として、開業までに7500万円を集めなければいけませんでした。
 その後、何とかお金をかき集めましたが、資金集めに奔走している間に、いつの間にか社員間の雰囲気はギスギスしたものとなり、私はとうとう心を壊してしまいました。
 会社を再建するために、まずは心療内科に通いました。最初に採用した女性社員2人が退職してしまったので、ナンバー2となる幹部社員を採用しました。創業からの社員は総入れ替えとなり、就業規則や給与規定を作り、職務分掌規程を整備しました。

同友会で何を学び実践しているのか
 そんな中で同友会に辿り着き、入会翌年に経営指針作成部会に入会しました。翌年、第17回障がい者問題全国交流会が神奈川で開催されました。最初は数名の部会でしたが、ここで実行委員になったことが私にとって大きな転機になりました。
 障がい者だけではなく、児童養護施設出身者や薬物等依存者も実は働きづらさを抱えています。そこで神奈川では、障がい者委員会から、ダイバーシティ委員会に改名しました。イベントにも積極的に参加して、少しずつ仲間が増えてきました。
 同友会で学んで実践していることは、まずは経営者の意識改革です。社員との対話を重視し、年に3回個人面談を実施しています。また、当社では毎年社員の大切な人の誕生日を聞いて、その人に私からメッセージをつけた花を贈っています。外部の人を招いての経営指針発表会も始めました。過去を反省し、同友会で学んだ「人を生かす経営」を実践しています。
 私は2年前に急逝された、前障がい者委員長の(株)バニーフーズ 高橋さんの遺志を引き継いで運動しています。高橋さんに代わって徳島の皆さんにこの想いが届けば幸いです。

記:(株)スタッフクリエイト 吉本 雅美


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