同友会ニュース−活動報告

2018年3月西支部例会報告

2代目社長が事業分野の選択と集中が出来たその訳とは!? 〜守る為に捨てませんか?〜

開催日:2018年3月22日(木)
報告者:野田 和博 氏 (野田ハニー食品工業(株) 代表取締役)

 当社は父が創業しましたが、祖父が養蜂業をしていたので、私自身は3代目だと思っています。創業時の父の大変さを見て育った私は、子ども心に「創業はするものじゃない」と思っていました。大学卒業後は、自動車関連の企業に就職しましたが、親からの説得を受け、家業へ戻る決意をしました。

2代目としての試練
 2003年に帰ってきましたが、半年ほどで父が亡くなりました。食品業界のことも経営のことも全く分からず、これからどうすればいいのかが見えない状況でした。そんな中、台風の影響で工場内が床上浸水した被害と、事後の対策等で大赤字を出し、入社後1年半くらいで初めて経営者らしい仕事をしたのがリストラでした。年上の社員からは「先代はリストラをしないと言ったのに」と責められ、2代目としての試練を感じました。その後も新たな一手を打つアイデア力と実行力無かったため、売り上げは下り続けました。

経営者としてやってきたこと
 10年近く経ってようやく食品業界の理解が進み、売り上げの上げ方もわかってきたので、「好きなことをして結果を出していこう」という気持ちに変わってきました。
 父から受け継いだ会社をそのまま守るのではなく、商品や販売方法が変わっても、「野田ハニーという器を守ろう」という考え方に切り替え、主要部門も全てを残すのではなく、自分の得意な販路に絞ることに決めました。無理をしても続かないので、自分が好きなことをして、それを利益に還元できる仕組みを作れば良いと思うようになりました。
 社長になって15年が経ち、伸ばす部門と縮小する部門を決めて選択と集中をしことで、10年前とは売り上げ構成がずいぶん変わってきました。事業継承をした頃とは、部門ごとの売上比率は変わりましたが、現在も野田ハニーは残っています。
 今年の経営方針に「win-win」という言葉を入れました。みんなが対等な関係でありたいということと、やって楽しいことをお客様や仕入先とも、win-winの関係でこれからも続けていくという想いを込めました。
 将来の展望で、私の強みを生かして食品製造機械の製造・販売をしたいと思っています。70歳になっても喜んで仕事ができていれば、きっと「自分の一生は楽しかったな」と言えるだろうと考えています。

記:(有)吉岡商店 吉岡 健太郎

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