同友会ニュース−活動報告

2018年度南支部定時総会報告

「ひらがな経営」で社員がキラリ☆ 〜全員が考え・行動できる会社へ。仕組みづくり12年の軌跡〜

開催日:2018年5月26日(木)
基調講演講師:橋本 久美子 氏 ((株)吉村 代表取締役社長【東京同友会】)


 先代社長から会社を引き継いだ12年前は、お茶の需要が減ってきたこともあり、毎年売上が下がり続けていた時期でした。当時、当社の看板には「総合パッケージメーカー」と掲げていましたが、一貫生産設備を持っていてお茶業界に特化している自社の強みを活かし、「お茶業界のビジネスパートナー」になることを目指しました。
 業績も順調に伸び、新工場の建設を進めていた時期に、東日本大震災が起こりました。この時、お茶からセシウムが検出されたことで売上は激減し、役員報酬を下げるなどできる限りの経営努力はしましたが、深夜勤務手当の削減を機に怒涛の労使交渉が始まりました。「私の経営はこれで良かったのか?」と考えるようになり、経営指針成文化セミナーへの受講を決めました。

経営指針成文化と、ひらがな経営への取り組み
 経営指針成文化セミナーの中で、お茶業界に対する認識を改めて考え、自社の強みと照らし合わせてみました。そうすることで実現したい未来が明確になり、下請けや安売りなどの“しないこと”を決めました。
 「伝える」ことと「伝わる」ことは全く違います。分かりにくいカタカナ言葉ではなく、誰もが分かる言葉を使って伝えることを心掛けています。社員とのコミュニケーションの場でも、必ずその時の目的や目標を確認し合うことで、ゴールを共有しています。
 社員に動いてもらうためには、経営者自身も報連相をしなければいけないと思います。結果報告ではなくプロセスを開示するため、社員の目に止まりやすい食堂に「壁新聞」を貼っています。また、社員の行動を認めて感謝を伝える「イチオシ表彰」や、間接部門の利益貢献度を数値化した「うえだ方式」など、様々な取り組みを行うことで、社員一人ひとりが主体的に考え行動してくれるようになってきました。

相思相愛を目指して
 優秀な人より、価値観の合う人と一緒に働きたいと考えています。人の長所と短所はコインの表と裏のような関係で、長所だけを伸ばして短所を打ち消すことはできませんが、自分の短所を誰かの長所で補うことはできます。相思相愛の関係があればこそ、目標に向かって社員と共働することができると思います。
 経営で大切なのは社員を巻き込むことです。何か問題が起こったときは、その問題の所有権を考え行動することで、社員ひいては会社の成長につながっています。

記:古里社会保険労務士事務所 古里 健一

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